山本 周五郎

彩虹

新字新仮名 約14,334字・読了目安29分

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一 「……ひと夜も逢わぬものならば、二た重の帯をなぜ解いた、それがゆかりの竜田山、顔の紅葉で知れたとや……」 さびのあるというのだろう、しめやかにおちついた佳い声である。窓框に腰を掛けて、柱に頭をもたせて、うっとりと夜空を眺めていた伊兵衛は…

作品情報

初出「講談雑誌」博文館 、1946(昭和21)年2月号
分類NDC 913
公開日2022-05-12
最終更新2022-04-27
底本 「山本周五郎全集第二十巻 晩秋・野分」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正栗田美恵子

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