山本 周五郎

蛮人

新字新仮名 約7,010字・読了目安14分

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貝殻を焼いて石灰をつくる工場が中堀から荒地へ出はずれたところにあった。 建物は百坪ばかりの高い二階建でもうすっかり古び、羽目板はみんなひどく乾割れているし、外側から二階へ通ずる段無しの足場も危なかしく朽ちていた。そして屋根から下どこもかしこ…

作品情報

初出「アサヒグラフ」1936(昭和11)年8月12日号
公開日2022-10-09
最終更新2022-09-26
底本 「山本周五郎全集第十八巻 須磨寺附近・城中の霜」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正noriko saito

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