山本 周五郎

兵法者

新字新仮名 約8,508字・読了目安17分

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一 寛文という年代のなかごろ、或る年の冬の夜のことだった。常陸のくに水戸の城中とのいの間で、当番のさむらいたち数名の者が火桶をかこんで話し更かしていた、とのい部屋は御しゅくんの寝所に接しているので、火桶をいれたり話をしたりすることは禁じられ…

作品情報

初出「新武道」1944(昭和19)年7月号
公開日2025-02-28
最終更新2025-02-19
底本 「山本周五郎全集第十九巻 蕭々十三年・水戸梅譜」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正北川松生

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