山本 周五郎

へちまの木

新字新仮名 約29,993字・読了目安60分

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一 房二郎が腰を掛けたとき、すぐ向うにいたその男は、鰺の塩焼を食べながら酒を飲んでいた。房二郎は酒を注文し、肴はいらないと云った。ふくれたような顔の小女は、軽蔑したような声で、酒一本、肴はいらないとさ、とあてつけがましい声でどなった。房二郎…

作品情報

初出「小説新潮」新潮社、1966(昭和41)年3月号
分類NDC 913
公開日2021-05-20
最終更新2021-04-27
底本 「山本周五郎全集第十六巻 さぶ・おごそかな渇き」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正北川松生

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