枡落し
新字新仮名 約34,675字・読了目安69分
一 ――ねえ、死にましょうよ、とおうめが思いつめたように云った。二人でいっしょに死にましょうよ、ねえ、おっ母さん。 表通りから笛や鉦や太鼓の、賑やかな祭囃しが聞えてきた。下谷御徒町の裏にいたときで、秋祭の始まった晩のことだった。 ――あたし…
作品情報
| 分類 | NDC 913 |
|---|---|
| 公開日 | 2022-02-14 |
| 最終更新 | 2022-01-28 |
| 底本 | 「山本周五郎全集第十六巻 さぶ・おごそかな渇き」新潮社 |
| 入力 | 特定非営利活動法人はるかぜ |
| 校正 | 北川松生 |
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