山本 周五郎

夏草戦記

新字新仮名 約21,855字・読了目安44分

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一 慶長五年(一六〇〇)六月のある日の昏れがたに、岩代のくに白河郡の東をはしる山峡のけわしい道を越えてきた一隊百二十余人のみしらぬ武者たちが竹置という小さな谷あいの部落へはいって野営をした。……かれらは馬標も立てず、旗さし物もかかげていなか…

作品情報

初出「講談雑誌」博文館、1943(昭和18)年3月号
公開日2025-08-16
最終更新2025-08-16
底本 「山本周五郎全集第十九巻 蕭々十三年・水戸梅譜」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正北川松生

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