山本 周五郎

しじみ河岸

新字新仮名 約25,815字・読了目安52分

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一 花房律之助はその口書の写しを持って、高木新左衛門のところへいった。もう退出の時刻すぎで、そこには高木が一人、机の上を片づけていた。 「ちょっと知恵を借りたいんだが」 高木はこっちへ振返った。 「この冬木町の卯之吉殺しの件なんだが」と律之…

作品情報

初出「オール読物」文藝春秋新社、1954(昭和29)年10月号
公開日2022-09-13
最終更新2022-08-29
底本 「山本周五郎全集第二十五巻 三十ふり袖・みずぐるま」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正栗田美恵子

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