山本 周五郎

赤ひげ診療譚

05 徒労に賭ける

新字新仮名 約18,724字・読了目安37分

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一 「病人たちの不平は知っている」新出去定は歩きながら云った、「病室が板敷で、茣蓙の上に夜具をのべて寝ること、仕着が同じで、帯をしめず、付紐を結ぶことなど、――これは病室だけではなく医員の部屋も同じことだが、病人たちは牢舎に入れられたようだ…

作品情報

初出「オール読物」1958(昭和33)年9月
分類NDC 913
公開日2018-10-24
最終更新2018-09-28
底本 「山本周五郎全集第十一巻 赤ひげ診療譚・五瓣の椿」新潮社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正北川松生

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