小山 清

朴歯の下駄

新字新仮名 約8,476字・読了目安17分

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むかしの話だ。 私がそのみせの前を通ったとき、そこの番頭さんが、 「よう、前田山。」 と私のことを呼びかけた。その頃私は廓を歩くと、いつも「応援団長」とか「朴歯の旦那」とか呼ばれた。私は久留米絣の袷を着て、袴をはいて、そうして朴歯の下駄をガ…

作品情報

初出「人間 秋季増刊号」目黒書店、1949(昭和24)年11月1日
分類NDC 913
公開日2019-01-14
最終更新2018-12-24
底本 「落穂拾い・犬の生活」ちくま文庫、筑摩書房
入力kompass
校正酒井裕二

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