田山 花袋

秋の岐蘇路

旧字旧仮名 約13,112字・読了目安26分

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一 大井、中津川の諸驛を過ぎて、次第に木曾の翠微に近けるは、九月も早盡きんとして、秋風客衣に遍ねく、虫聲路傍に喞々たるの頃なりき。あゝわが吟懷、いかに久しくこの木曾の溪山に向ひて馳せたりけむ。名所圖繪を繙きて、幼き心に天下またこの好山水あり…

作品情報

初出「文藝倶樂部 定期増刊 月と露」1903(明治36)年10月
分類NDC 915
公開日2020-11-21
最終更新2020-10-28
底本 「明治文學全集 94 明治紀行文學集」筑摩書房
入力杉浦鳥見
校正岡村和彦

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