中谷 宇吉郎

雪三題

新字新仮名 約4,845字・読了目安10分

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一 初雪 今年は初雪が例年よりも二日早かった。 秋の天気工合がよかったせいか、円山の原始林の黄葉がまだ八分どおり残っているのに、朝学校へ出がけに、ぱらぱらと霰まじりに初雪が降った。外套の袖に受けてみると、雲粒のついた無定形の雪である。 昨年…

作品情報

分類NDC 451
公開日2019-07-04
最終更新2019-06-28
底本 「中谷宇吉郎随筆選集第二巻」朝日新聞社
入力砂場清隆
校正岡村和彦

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