中谷 宇吉郎

実験室の思い出

新字新仮名 約12,530字・読了目安25分

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実験室に於ける寺田先生のことを書こうと思うと、私はすぐ大学の卒業実験をやった狭い実験室のことを思い出す。 それは化学の新館と呼ばれていた、小さい裸のコンクリートの建物の一階にあった狭い実験室である。震災の翌年のことで、物理の建物が使えなくな…

作品情報

初出「婦人公論」1941(昭和16)年2月1日
公開日2022-11-28
最終更新2022-10-26
底本 「寺田寅彦 わが師の追想」講談社学術文庫、講談社
入力砂場清隆
校正津村田悟

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