徳田 秋声

亡鏡花君を語る

新字旧仮名 約4,058字・読了目安8分

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明治二十四、五年頃ではなかつたかと思ふが、私が桐生悠々君と共に上京して、紅葉山人の横寺町の家を訪れた時には、鏡花君は既に其の二畳の玄関にゐた。私達と同郷で、特に私とは小学校が一つなのだが、クラスが違つたせいか、其頃には互ひに相識る機会もなく…

作品情報

初出「改造 第二十一巻第十号」1939(昭和14)年10月1日
分類NDC 910
公開日2020-09-07
最終更新2020-08-28
底本 「徳田秋聲全集 第23巻」八木書店
入力きりんの手紙
校正安野千歳

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