足迹
新字新仮名 約132,620字・読了目安265分
一 お庄の一家が東京へ移住したとき、お庄はやっと十一か二であった。 まさかの時の用意に、山畑は少しばかり残して、後は家屋敷も田もすっかり売り払った。煤けた塗り箪笥や長火鉢や膳椀のようなものまで金に替えて、それをそっくり父親が縫立ての胴巻きに…
作品情報
| 初出 | 「読売新聞」1910(明治43)年7月30日〜11月18日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2003-03-18 |
| 最終更新 | 2017-07-30 |
| 底本 | 「日本の文学 9 徳田秋声(一)」中央公論社 |
| 入力 | 田古嶋香利 |
| 校正 | 久保あきら |
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底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。