純情小曲集
01 珍らしいものをかくしてゐる人への序文
旧字旧仮名 約471字・読了目安1分
萩原の今ゐる二階家から本郷動坂あたりの町家の屋根が見え、木立を透いて赤い色の三角形の支那風な旗が、いつも行くごとに閃めいて見えた。このごろ木立の若葉が茂り合つたので風でも吹いて樹や莖が動かないとその赤色の旗が見られなかつた。 「惜しいことを…
作品情報
| 初出 | 「純情小曲集」新潮社、1925(大正14)年8月12日 |
|---|---|
| 公開日 | 2022-11-01 |
| 最終更新 | 2022-10-26 |
| 底本 | 「萩原朔太郎全集 第二卷」筑摩書房 |
| 入力 | きりんの手紙 |
| 校正 | 友理 |
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