室生 犀星

姫たちばな

新字新仮名 約21,068字・読了目安42分

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はじめのほどは橘も何か嬉しかった。なにごともないおとめの日とちがい、日ごとにふえるような一日という日が今までにくらべ自分のためにつくられていることを、そして生きた一日として迎えることができた。日というものがこんなに佳く橘に人事でなく存在して…

作品情報

初出「日本評論」1941(昭和16)年3月号
分類NDC 913
公開日2013-12-26
最終更新2014-09-16
底本 「犀星王朝小品集」岩波文庫、岩波書店
入力日根敏晶
校正門田裕志

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