山之口 貘

歳末の質屋

都内に約一八〇〇店

新字新仮名 約1,979字・読了目安4分

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画家のK女史と記者のTさんとぼくとが、車に同乗。灯のついたばかりの師走の街のざわめきを縫って、城南のとある坂の上で車を止めた。ぼくらは坂の途中の電柱に掲げられている矢印の示す露地にはいった。「そろそろベレーなど、ポケットにおしこんでおきまし…

作品情報

初出「東京新聞」1954(昭和29)年12月16日
公開日2023-09-11
最終更新2024-01-28
底本 「日本の名随筆 別巻18 質屋」作品社
入力浦山敦子
校正noriko saito

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