山川 方夫

カナリヤと少女

新字新仮名 約2,495字・読了目安5分

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少女は目が大きく、すこし茶色がかった髪の色が、その色白の頬によく似合っていた。だが彼女は、いつもその大きな目で、必死に食い入るようにまじまじと相手を見る癖があった。不幸なことに、彼女は生まれつき耳が聞こえず、また、唖であった。 その町は港で…

作品情報

初出「中部日本新聞(夕刊) 第7446号」1963(昭和38)年3月12日
公開日2026-02-25
最終更新2026-02-22
底本 「山川方夫全集 4 愛のごとく」筑摩書房
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