壺井 栄

風

新字新仮名 約39,324字・読了目安79分

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一 ふたりが世の常の男女らしく動けば、ことは平凡に運んだろうに、おたがいになにかしら少し足りないものがあって、なかなかそこまでゆかなかった。つまりふたりの間には長い年月にわたって手紙のやりとりが続きながら、若い男と女の間にあってしかるべき恋…

作品情報

初出「文芸」1954(昭和29)年11月
分類NDC 913
公開日2022-06-23
最終更新2022-05-27
底本 「現代日本文學大系 59 前田河廣一郎 伊藤永之介 徳永直 壺井榮集」筑摩書房
入力芝裕久
校正入江幹夫

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