江戸川 乱歩

薔薇夫人

新字新仮名 約8,969字・読了目安18分

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一 青山浩一は、もと浜離宮であった公園の、海に面する芝生に腰をおろして、そこに停泊している幾つかの汽船を、ボンヤリと眺めていた。うしろに真赤な巨大な太陽があった。あたりは見る見る夕暮の色をおびて行った。ウイーク・デイのせいか。ときたま若い二…

作品情報

公開日2022-07-28
最終更新2022-06-26
底本 「江戸川乱歩と13の宝石」光文社文庫、光文社
入力宇間比利央
校正持田和踏

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