有島 武郎

秋

旧字旧仮名 約2,746字・読了目安5分

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霜にうたれたポプラの葉が、しほたれながらもなほ枝を離れずに、あるかないかの風にも臆病らしくそよいでゐる。苅入れを終つた燕麥畑の畦に添うて、すく/\と丈け高く立ちならんでゐるその木並みは、ニセコアン岳に沈んで行かうとする眞紅な夕陽の光を受けて…

作品情報

初出「婦女界 第二十三卷第一號」1921(大正10)年1月1日
分類NDC 913
公開日2021-06-09
最終更新2021-05-27
底本 「有島武郎全集第八卷」筑摩書房
入力きりんの手紙
校正木村杏実

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