永井 荷風

仮寐の夢

新字新仮名 約7,344字・読了目安15分

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○家が焼けてから諸処方々人の家の空間をさがして仮寐の夢を結ぶようになって、ここに再び日本在来の家の不便を知るようになった。襖障子を境にしている日本の家の居室には鍵のかかる処がないので、外出した後の用心をすることができない。空巣ねらいの事はさ…

作品情報

初出「新生 第二卷第七號」1946(昭和21)年7月
公開日2023-04-30
最終更新2023-04-21
底本 「21世紀の日本人へ 永井荷風」晶文社
入力入江幹夫
校正noriko saito

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