永井 荷風 、永井 壮吉

花より雨に

旧字旧仮名 約3,787字・読了目安8分

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しづかな山の手の古庭に、春の花は支那の詩人が春風二十四番と數へたやう、梅、連翹、桃、木蘭、藤、山吹、牡丹、芍藥と順々に咲いては散つて行つた。 明い日の光の中に燃えては消えて行くさま/″\な色彩の變轉は、默つて淋しく打眺める自分の胸に悲しい戀…

作品情報

初出「秀才文壇 第九卷第拾八號(臨時増刊)」1909(明治42)年8月
公開日2023-12-03
最終更新2023-11-26
底本 「荷風全集第四卷」岩波書店
入力入江幹夫
校正石黒信二

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