室生 犀星

音楽時計

新字新仮名 約4,795字・読了目安10分

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階下では晩にさえなると、音楽時計が鳴りはじめた。ばらばらな音いろではあるが、静かにきいていると不思議に全てがつながれ合った一つの唱歌をつづり合してきこえた。昨日も今夜も、毎日それがつづくのである。ネジがなくなるにしたがって、音色が次第に物憂…

作品情報

初出「少女の友 第十四卷第一號」實業之日本社、1921(大正10)年1月1日
分類NDC K913
公開日2021-08-01
最終更新2021-07-29
底本 「性に眼覚める頃」新潮文庫、新潮社
入力hitsuji
校正きりんの手紙

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