永井 荷風

冬日の窓

新字新仮名 約7,903字・読了目安16分

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○ 窓の外は隣の家の畠である。 畠の彼方に、その全景が一目に眺められるような適当の距離に山が聳えている。 山の一方が低くなって樹木の梢と人家の屋根とにその麓をかくしているあたりから、湖水のような海が家よりも高く水平線を横たえている。 これが…

作品情報

初出「新生 第二巻第二号」新生社、1946(昭和21)年2月1日
分類NDC 914
公開日2021-12-22
最終更新2022-02-11
底本 「問はずがたり・吾妻橋 他十六篇」岩波文庫、岩波書店
入力入江幹夫
校正noriko saito

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