宮本 百合子

盗難

新字新仮名 約6,294字・読了目安13分

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小さい妹の、激しい泣き声に目をさましたのは、彼れ此れもう六時であった。 三時頃に一度お乳を遣った丈だったので、空おっぱいをあずけたまま、先ぐお乳を作りに配膳室へ出て行った。 寝間着のお引きずりのまま、二人が腫れぼったい目にもう強過ぎる日光で…

作品情報

初出「宮本百合子全集 第二十九巻」新日本出版社、1981(昭和56)年12月25日
分類NDC 913
公開日2009-04-02
最終更新2014-09-21
底本 「宮本百合子全集 第二十九巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正土屋隆

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