夏目 漱石

夢十夜

新字新仮名 約19,261字・読了目安39分

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第一夜 こんな夢を見た。 腕組をして枕元に坐っていると、仰向に寝た女が、静かな声でもう死にますと云う。女は長い髪を枕に敷いて、輪郭の柔らかな瓜実顔をその中に横たえている。真白な頬の底に温かい血の色がほどよく差して、唇の色は無論赤い。とうてい…

作品情報

分類NDC 913
公開日1997-12-16
最終更新2014-09-17
底本 「夏目漱石全集10」ちくま文庫、筑摩書房
入力野口英司

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