葛西 善蔵

椎の若葉

新字旧仮名 約7,523字・読了目安15分

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六月半ば、梅雨晴れの午前の光りを浴びてゐる椎の若葉の趣を、ありがたくしみ/″\と眺めやつた。鎌倉行き、売る、売り物――三題話し見たやうなこの頃の生活ぶりの間に、ふと、下宿の二階の窓から、他家のお屋敷の庭の椎の木なんだが実に美しく生々した感じ…

作品情報

初出「改造 第五巻第七号」1924(大正13)年7月
分類NDC 913
公開日2000-09-21
最終更新2014-09-17
底本 「現代日本文學大系 49 葛西善藏 嘉村礒多 相馬泰三 川崎長太郎 宮路嘉六 木山捷平 集」筑摩書房
入力林田清明
校正松永正敏

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