金 史良

荷

新字新仮名 約1,279字・読了目安3分

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棒の両端に叺を吊して、ぶらんぶらん担ぎ廻る例の「皆喰爺」が、寮の裏で見える度に、私は尹書房を思い出すのだ。 尹さんは少しはましのチゲ(担具)労働者である。然し土壇場にまで突き込まれて、喜劇ならぬかわった意慾の生活を弄する点では、全く同じいだ…

作品情報

初出「佐賀高等学校文科乙類卒業記念誌」1936(昭和11)年2月
分類NDC 914
公開日2001-01-01
最終更新2014-09-17
底本 「光の中に 金史良作品集」講談社文芸文庫、講談社
入力大野晋
校正大野裕

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