金 史良

故郷を想う

新字新仮名 約2,634字・読了目安5分

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内地へ来て以来かれこれ十年近くなるけれど、殆んど毎年二三度は帰っている。高校から大学へと続く学生生活の時分は、休暇の始まる最初の日の中に大抵蒼惶として帰って行った。われながらおかしいと思う程、試験を終えると飛んで宿に帰り、急いで荷物を整えて…

作品情報

初出「知性」1941(昭和16)年5月号
分類NDC 914
公開日2001-01-01
最終更新2014-09-17
底本 「光の中に 金史良作品集」講談社文芸文庫、講談社
入力大野晋
校正大野裕

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