金 史良

尹主事

旧字新仮名 約2,262字・読了目安5分

この作品を読む Amazonで探す

町の北、丘を越えたところにじめじめした荒蕪地がある。その眞中に崩れかかった一坪小屋がしょんぼり坐っていた。潜戸の傍にかけた大きな板には墨字で尹主事と書かれている。 尹主事は朝起きると先ず自分の版圖を檢分した。彼はこの荒蕪地一帶を自分の所領と…

作品情報

初出「故郷」甲鳥書林、1941(昭和16)年
分類NDC 913
公開日2007-02-09
最終更新2014-09-21
底本 「金史良作品集」理論社
入力ゼファー生
校正土屋隆

金 史良の他の作品

金 史良の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。