小林 多喜二

工場細胞

新字新仮名 約64,162字・読了目安128分

この作品を読む Amazonで探す

上 一 金網の張ってある窓枠に両手がかゝって――その指先きに力が入ったと思うと、男の顔が窓に浮かんできた。 昼になる少し前だった。「H・S製罐工場」では、五ラインの錻刀切断機、胴付機、縁曲機、罐巻締機、漏気試験機がコンクリートで固めた床を震…

作品情報

初出「改造」改造社、1930(昭和5)年4、5、6月号
分類NDC 913
公開日2007-01-13
最終更新2014-09-21
底本 「工場細胞」新日本文庫、新日本出版
入力細見祐司
校正林幸雄

小林 多喜二の他の作品

小林 多喜二の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。