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新字新仮名 約80,242字・読了目安160分
一 最初におかれた下谷の家から、お増が麹町の方へ移って来たのはその年の秋のころであった。 自由な体になってから、初めて落ち着いた下谷の家では、お増は春の末から暑い夏の三月を過した。 そこは賑やかな広小路の通りから、少し裏へ入ったある路次のな…
作品情報
| 分類 | NDC 913 |
|---|---|
| 公開日 | 2003-06-14 |
| 最終更新 | 2014-09-17 |
| 底本 | 「日本の文学 9 徳田秋声(一)」中央公論社 |
| 入力 | 田古嶋香利 |
| 校正 | 久保あきら |
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