渡辺 温

可哀相な姉

新字新仮名 約7,632字・読了目安15分

この作品を読む Amazonで探す

1 すたれた場末の、たった一間しかない狭い家に、私と姉とは住んでいた。ほかに誰もいなかった。私は姉と二人きりで、何年か前に、青い穏やかな海峡を渡って、この街へ来たのであった。 そして姉が働いて私を育ててくれた。 姉は、断っておくが、ほんとう…

作品情報

初出「新青年」1927(昭和2)年10月
分類NDC 913
公開日2000-02-11
最終更新2014-09-17
底本 「アンドロギュノスの裔」薔薇十字社
入力森下祐行
校正もりみつじゅんじ

渡辺 温の他の作品

渡辺 温の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。