横光 利一

詩集『花電車』序

新字旧仮名 約1,492字・読了目安3分

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今まで、私は詩集を読んでゐて、涙が流れたといふことはない。しかし、稀らしい。私はこの「花電車」を読みながら涙が頬を伝って流れて来た。極暑の午後で、雨もなく微風もない。ひいやりと流れて来たのはひと条の涙だけ――ああこれは、おれの涙かなと私は思…

作品情報

分類NDC 911 914
公開日2005-05-17
最終更新2014-09-18
底本 「日本の名随筆23 画」作品社
入力加藤恭子
校正小林繁雄、門田裕志

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