横光 利一

頭ならびに腹

新字旧仮名 約2,760字・読了目安6分

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真昼である。特別急行列車は満員のまま全速力で馳けてゐた。沿線の小駅は石のやうに黙殺された。 とにかく、かう云ふ現象の中で、その詰み込まれた列車の乗客中に一人の横着さうな子僧が混つてゐた。彼はいかにも一人前の顔をして一席を占めると、手拭で鉢巻…

作品情報

初出「文藝時代 第1巻第1号」1924(大正13)年10月1日発行
分類NDC 914
公開日2001-12-10
最終更新2014-09-17
底本 「定本横光利一全集 第一巻」河出書房新社
入力高寺康仁
校正松永正敏

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