林 芙美子

亀さん

旧字新仮名 約3,331字・読了目安7分

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むっくり、むっくり、誰もとおらない田舍みちを、龜さんが荷物を首にくくりつけて旅をしていました。みちの兩側は廣い麥畑です。 麥畑の上をすずしい風がそよそよと吹いています。「ああ、くたびれた。どこへ行ったら水があるのかな。」龜さんは首を持ちあげ…

作品情報

分類NDC K913
公開日2005-06-05
最終更新2014-09-18
底本 「童話集 狐物語」國立書院
入力林幸雄
校正鈴木厚司

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