寺田 寅彦

涼味数題

新字新仮名 約4,923字・読了目安10分

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涼しさは瞬間の感覚である。持続すれば寒さに変わってしまう。そのせいでもあろうか、暑さや寒さの記憶に比べて涼しさの記憶はどうもいったいに希薄なように思われる。それはとにかく、過去の記憶の中から涼しさの標本を拾い出そうとしても、なかなか容易に思…

作品情報

初出「週刊朝日」1933(昭和8)年8月
分類NDC 914
公開日2003-06-22
最終更新2014-09-17
底本 「寺田寅彦随筆集 第四巻」岩波文庫、岩波書店
入力(株)モモ
校正かとうかおり

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