葉山 嘉樹

生爪を剥ぐ

新字新仮名 約4,040字・読了目安8分

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夏の夜の、払暁に間もない三時頃であった。星は空一杯で輝いていた。 寝苦しい、麹室のようなムンムンする、プロレタリアの群居街でも、すっかりシーンと眠っていた。 その時刻には、誰だって眠っていなければならない筈であった。若し、そんな時分に眠って…

作品情報

初出「不同調」1927(昭和2)年1月号
分類NDC 913
公開日2010-02-24
最終更新2014-09-21
底本 「日本プロレタリア文学集・8 葉山嘉樹集」新日本出版社
入力林幸雄
校正伊藤時也

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