泉 鏡花

女客

新字新仮名 約9,452字・読了目安19分

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一 「謹さん、お手紙、」 と階子段から声を掛けて、二階の六畳へ上り切らず、欄干に白やかな手をかけて、顔を斜に覗きながら、背後向きに机に寄った当家の主人に、一枚を齎らした。 「憚り、」 と身を横に、蔽うた燈を離れたので、玉ぼやを透かした薄あか…

作品情報

分類NDC 913
公開日2003-09-09
最終更新2014-09-18
底本 「泉鏡花集成4」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正今井忠夫

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