泉 鏡花

妖僧記

新字新仮名 約8,091字・読了目安16分

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一 加賀の国黒壁は、金沢市の郊外一里程の処にあり、魔境を以て国中に鳴る。蓋し野田山の奥、深林幽暗の地たるに因れり。 ここに摩利支天を安置し、これに冊く山伏の住える寺院を中心とせる、一落の山廓あり。戸数は三十有余にて、住民殆ど四五十なるが、い…

作品情報

分類NDC 913
公開日2003-09-09
最終更新2014-09-18
底本 「泉鏡花集成4」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正今井忠夫

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