平出 修

二黒の巳

新字旧仮名 約16,257字・読了目安33分

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種田君と一しよに梅見に行つて大森から歩いて来て、疲れた体を休ませたのが「桔梗」と云ふお茶屋であつた。 「遊ばせてくれますか、」と種田君はいつもの間延な調子で云つたあとで、「エヘツヘヘ」と可笑しくもないのに笑ふと云つた風に軽く笑つた。私は洋服…

作品情報

分類NDC 913
公開日2003-06-26
最終更新2014-09-17
底本 「定本 平出修集」春秋社
入力林幸雄
校正松永正敏

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