平出 修

夜烏

新字旧仮名 約16,155字・読了目安32分

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夏水をかぶつた猿ヶ馬場耕地の田地は、出来秋の今となつては寔に見すぼらしいものであつた。ひこばえのやうにひよろ/\した茎からは、老女のちゞれた髪の毛を思はせるやうな穂が見える。それも手にとつて見るとしいなが多い。枯穂も少くない。刈つたところで…

作品情報

分類NDC 913
公開日2003-06-18
最終更新2014-09-17
底本 「定本 平出修集」春秋社
入力林幸雄
校正松永正敏

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