泉 鏡花

月令十二態

旧字旧仮名 約6,135字・読了目安12分

この作品を読む Amazonで探す

一月 山嶺の雪なほ深けれども、其の白妙に紅の日や、美しきかな玉の春。松籟時として波に吟ずるのみ、撞いて驚かす鐘もなし。萬歳の鼓遙かに、鞠唄は近く梅ヶ香と相聞こえ、突羽根の袂は松に友染を飜す。をかし、此のあたりに住ふなる橙の長者、吉例よろ昆布…

作品情報

分類NDC 913
公開日2002-05-20
最終更新2014-09-17
底本 「鏡花全集 巻二十七」岩波書店
入力門田裕志
校正米田進

泉 鏡花の他の作品

泉 鏡花の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。