泉 鏡花

逗子だより

旧字旧仮名 約1,753字・読了目安4分

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夜は、はや秋の螢なるべし、風に稻葉のそよぐ中を、影淡くはら/\とこぼるゝ状あはれなり。 月影は、夕顏のをかしく縋れる四ツ目垣一重隔てたる裏山の雜木の中よりさして、浴衣の袖に照添ふも風情なり。 山續きに石段高く、木下闇苔蒸したる岡の上に御堂あ…

作品情報

分類NDC 914 915
公開日2002-05-20
最終更新2014-09-17
底本 「鏡花全集 巻二十八」岩波書店
入力門田裕志
校正米田進

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