林 芙美子

貸家探し

新字新仮名 約5,404字・読了目安11分

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山崎朝雲と云うひとの家の横から動坂の方へぽつぽつ降りると、福沢一郎氏のアトリエの屋根が見える。火事でもあったのか、とある小さな路地の中に、一軒ほど丸焼けのまま柱だけつっ立っている家のそばに、サルビヤが真盛りの貸家が眼についた。玄関が二つある…

作品情報

初出「都新聞」1935(昭和10)年11月27日~30日
分類NDC 913
公開日2004-08-26
最終更新2014-09-18
底本 「林芙美子随筆集」岩波文庫、岩波書店
入力林幸雄
校正noriko saito

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