新美 南吉

椋の実の思出

旧字旧仮名 約807字・読了目安2分

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それは秋のこと――。丁度尋常五年の今頃だつた。いつもの樣に、背戸川の堤の上に青々と繁つて高く突き立つて居る椋の木に登つて、繁と、正彦と、勝次と、それから僕との四人は樂しく遊んで居た。 背戸川は長い照りでかんからだつた。川上の方からころがつて…

作品情報

初出「柊陵 第九号」1928(昭和3)年2月
分類NDC 913
公開日2004-11-11
最終更新2014-09-18
底本 「校定 新美南吉全集第二巻」大日本図書
入力高松理恵美
校正川向直樹

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