寺田 寅彦

帝展を見ざるの記

新字新仮名 約7,946字・読了目安16分

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夏休みが終って残暑の幾日かが続いた後、一日二日強い雨でも降って、そしてからりと晴れたような朝、清冽な空気が鼻腔から頭へ滲み入ると同時に「秋」の心像が一度に意識の地平線上に湧き上がる。その地平線の一方には上野竹の台のあの見窄らしい展覧会場もぼ…

作品情報

初出「中央美術」1920(大正9)年11月1日
分類NDC 720
公開日2006-09-13
最終更新2014-09-18
底本 「寺田寅彦全集 第八巻」岩波書店
入力Nana ohbe
校正松永正敏

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