中里 介山

大菩薩峠

24 流転の巻

新字新仮名 約168,942字・読了目安338分

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一 宇治山田の米友は、碓氷峠の頂、熊野権現の御前の風車に凭れて、遥かに東国の方を眺めている。 今、米友が凭れている風車、それを米友は風車とは気がつかないで、単に凭れ頃な石塔のたぐいだと心得ている。米友でなくても、誰もこの平たい石の塔に似たも…

作品情報

分類NDC 913
公開日2004-02-27
最終更新2014-09-18
底本 「大菩薩峠9」ちくま文庫、筑摩書房
入力tatsuki
校正原田頌子

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