薄田 泣菫

小壺狩

新字旧仮名 約9,752字・読了目安20分

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一 彦山村から槻の木へ抜ける薬師峠の山路に沿うて、古ぼけた一軒茶屋が立つてゐます。その店さきに腰を下ろして休んでゐるのは、松井佐渡守の仲間喜平でした。松井佐渡守といふのは、当国小倉の城主細川忠興の老臣として聞えた人でした。 晴れた初夏の昼過…

作品情報

分類NDC 913
公開日2003-04-06
最終更新2014-09-17
底本 「泣菫随筆」冨山房百科文庫43、冨山房
入力林幸雄
校正門田裕志

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